
日本酒をじっくり味わって飲むには燗酒をおすすめします。
お酒の級別制度が廃止され、特定名称酒がたくさん消費されるようになってからは冷やで飲むお酒はいい酒=高級酒で、燗して飲むのは安い酒=金印、というイメージが誤って広がったように思われます。
日本酒は冷やして良し!燗して良し!また常温で良し!と
どのような温度でも美味しく楽しく飲める世界でも珍しいお酒なのです。
そこで、ここでは「燗あがりする酒」(あたためると一段と味わいが深まり、旨さが増す酒)をご紹介します。
お酒を温めて飲む燗酒はなんとも心をなごませ、ホッとさせてくれる日本酒ならではの楽しみです。
◎上手なお燗のつけ方 ~湯煎にてお燗をする場合~
お酒を温めるためのお湯は、鍋等の中では対流していて上が熱く、下が冷たくなっているので、お燗をする徳利の中の酒も同じように上側(首の部分)が熱く、下側(底の部分)が冷たいため底の部分で酒の温度を確認します。
★「ぬる燗」の目安
徳利の底に指をあて、割りと熱いと感じる程度。(熱すぎて指を離す程度ではありません)
★「熱燗」の目安
・徳利の底に指をあて、かなり熱いと感じる程度。(人によっては2~3秒で指を離してしまうほどの温度)



◎上手なお燗のつけ方 ~電子レンジにてお燗をする場合~
徳利をそのまま電子レンジにかけると上側(首の部分)が先に温まり、下側(底の部分)と の温度差が大きくなります。
均一に加熱するには徳利の上から半分くらいまでにアルミホイル をかぶせると良いです。


